見落とし厳禁!和室から洋室にリフォームをするときの注意点
2017.10.12更新
「使わない和室を洋室にリフォームしたい」「介護のために和室から洋室に変更しておきたい」と思っている方はいらっしゃいませんか?
和室を洋室にリフォームする場合、畳をフローリングに張り替えるだけでなく、ほかの部屋とのバランスや開き戸についても考えることが必要。今回は洋室へリフォームする時の注意点を説明していきます。
■和室から洋室にするメリットは?
最初に、和室を洋室に変更するメリットを押さえておきましょう。和室を洋室にリフォームすると、利便性が良くなります。家具の選択肢も増えますし、デザインも思い切って変えることができます。
畳と違って床がフラットになるため、車椅子での生活も楽です。和室の引き戸を洋室の開き戸や引き戸にすればバリアフリー化も簡単。畳や障子よりお掃除やメンテナンスも手軽ですし、上下段でわかれている和室の収納を洋風のクローゼットにすれば収納力もアップします。
■ほかの部屋とのバランスに注意を
洋室のメリットを抑えたところで、注意点の説明に移りましょう。
和室を洋室に変更する場合、注意すべきは他の部屋とのバランス。特に、もともと2部屋つづいた和室の片方を洋室にすると、ふすまや壁まで洋風にしないと見た目のバランスが崩れてしまいます。
多少見た目が悪くても、生活する分には問題はないと思うでしょう。しかし、見た目に違和感のある部屋で過ごすのは、想像している以上のストレスになるもの。部屋は長い時間を過ごす場所なので、少しでも違和感なく過ごせるように細かい部分までこだわることをおすすめします。
・和室の開き戸問題
和室は引き戸で、洋室は開き戸です。引き戸と開き戸は構造が違うので、場合によっては思ったより大きな改修工事が必要になる場合もあります。たとえば、ふすま2枚の引き戸を扉1枚の開き戸に変更するなら、新しく壁を作らなければなりません。使い勝手を考えるなら、洋風の引き戸を選ぶのもおすすめです。
また、部屋と廊下で床の高さが違う場合も工事が必要。和室なら問題なかった部分も、洋室だと問題になる可能性があるので、施工を行うまえに必ず業者に相談して仕上がりをイメージできるようにしておきましょう。
・フローリングの防音性
和室は風通しの良さを重視した構造なので防音性が低いのですが、畳は意外と防音性が高いものです。特に、問題になるのが床の防音。畳よりフローリングのほうが階下に音が響きやすいため、床材を選ぶときは軽量衝撃音(LL)よりも重量衝撃音(HL)の性能が高いものを重視しましょう。
畳で長く生活していると、フローリングだと音が響く歩き方が癖になっていることもあります。騒音問題は隣人トラブルにも発展しかねないので、一度、ご自身の歩き方をチェックしてみると良いですね。
■まとめ
和室を洋室にする場合、見た目のバランスや扉の構造、フローリングの防音性にも注意しましょう。コストだけで選ぶと、施工後に後悔するかもしれません。当社では見た目と実用性の両方にこだわった洋室リフォームを行っております。ぜひお気軽にサンキホームにご相談ください。