外の騒音がうるさい…防音対策はどうすれば良いの?
2017.10.12更新
たとえ立地もデザインも理想的な家に住んでいても、外の騒音がうるさいと家でリラックスなんてできませんよね。快適な生活を送るためには”音”というのは重要な要素の一つ。
そこで、今回は自宅で快適に過ごすための防音対策についてご紹介していきます。
■壁の防音
基本的に、壁は騒音に強い箇所。しかしエアコンの配管を通すための穴など、壁のどこかに隙間がある場合は話が別で、その隙間から騒音が伝わってきてしまいます。そのため、その隙間をふさげば外から入ってくる騒音はかなり軽減されますので、隙間テープや防音テープなどを使って壁の隙間を埋めましょう。
マンションなどにお住まいで、内壁が薄い場合自力での対策は難しいです。
壁の中を通る配管を通じて音が伝わってきたり、壁の内部が空洞になっていたりする場合は、一度壁をはがして防音材を入れなければなりません。
壁から少し距離をつくって防音カーテンを吊るすという方法もありますが、家具のレイアウトが制限され、天井から床までカバーするサイズだと特注となってしまいます。
■天井の防音
天井から伝わってくる音というのは、スリッパなどで床を歩いたときに発生するコツコツという高い音か、体重をかけて歩いたときに発生する振動をともなった重低音のどちらかです。小さく高い音なら防音のシートやゴム、マットで対策できますが、重低音はほとんど遮れません。
2階の部屋を二重床にしたり、1階の天井をゴム付きの吊金物で吊り天井にして防音材を入れたりする方法もありますが、こちらも自分で対策をするにはあまり現実的ではありません。
■リフォームで防音対策をするなら?
壁の隙間をテープでふさいだり、防音カーテンを壁沿いに吊るしたり、防音マットを床に敷いたりすれば、気休め程度にはなります。しかし、騒音の軽減にはなるものの完全な対策とはなりません。
ご自身で対策を行っても騒音がどうしようもないという場合にはリフォームをおすすめします。その上で外からの防音対策でおすすめなのが、内窓の設置。
構造上もっとも外から音が入ってくる場所は窓です。
窓は開け閉めする場所なので隙間もありますし、なにより壁に比べるとはるかに薄いため防音効果がほとんど期待できません。音がよく入ってくる場所だからこそ、窓の防音対策は効果が大きいのです。
そんな窓からの音を防ぐために活躍するのが、内窓。いまある窓の内側にもうひとつ窓を設置することにより窓と窓の間に空気層ができるため、音の伝わりや熱伝導が低くなるので、防音効果だけでなく断熱効果も高くなります。
大掛かりな工事も不要で、設置場所にもよりますが半日~1日あればすぐに設置できるのもポイントです。なにより、壁や天井の防音対策をするよりお金がかかりません。
■まとめ
外の騒音がうるさくて、防音対策を考えているなら内窓の設置を考えてみましょう。短時間かつ低コストで設置でき、結露対策にもなり、さらに気密性や断熱性もアップするので夏と冬の過ごしやすさもアップします。
内窓を設置して、それでもダメなら壁や天井に対する防音工事の出番です。内窓の設置に興味が湧いたら、ぜひサンキホームにご相談ください。