建て替えとリフォーム、どちらがいいの?
2017.09.29更新
建て替えとリフォーム、どちらがいいの?
今ある住宅が「古くなって傷んできた」「暮らしにくくなってきた」と感じた場合、「建て替え」もしくは「リフォーム」で悩む方が多いのではないでしょうか?
しかし、建て替えとリフォームそれぞれに特徴があり、どちらが適しているのか分からないという方も多いようです。今回はそんな方のために、それぞれの特徴を比較していきましょう。
■建て替えのメリット
建て替えとは、今ある建物を解体・撤去して新たな建物を建築する工事です。
●建物の間取りや設備に対する自由度が高い
●リフォームよりも住宅ローンを組みやすい |
建物の構造による制約がないため、間取りも設備も自由に決められます。
■リフォームのメリット
リフォームとは、今ある建物の内外装や設備を新しくすることを指します。
一部分だけを工事することもあれば、家全体を新築同様に見せる「フルリフォーム」もあり、工事範囲は現場によってさまざまです。
間取りを変更するなど、付加価値を追加する改修工事は「リノベーション」と呼ばれ、近年では一般的になってきました。これらもリフォームの一種と捉えられることがあります。リフォームの主なメリットとして、次のようなものが挙げられます。
●基礎やまだ使える部分を残すため、一般的に建て替えより安く工事できる
●廃材が少なくエコ ●「再建築不可物件」にも施工可能 ●建て替えに比べると工期が短い ●費用やスケジュールを検討し、段階的に施工することも可能 ●各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)の負担が少ない |
日本の税制上、木造住宅の耐用年数は22年と規定されています。
しかし適切なメンテナンスを加えれば、50年以上住むことのできる住宅は少なくありません。築50年以上の建物でも、まだまだ使用できるところはたくさんあるのです。
それらを活用し、傷んだ部分だけを取り換えるリフォーム。経済面でも環境面でも、たくさんのメリットがあることがわかります。
■建て替えのデメリット
建て替えは費用も工期もリフォームよりかさみがちで、まだ使える部分も解体して廃棄しなければなりません。建築基準法上の「再建築不可物件」に該当していれば、建て替え自体ができないといった問題もあります。
●一般的にリフォームより高額
●工期が長い ●解体工事や廃材廃棄、仮住まいの費用などがかかる ●各種税金がかかる ●建て替え自体ができない物件もある |
■リフォームのデメリット
リフォームは建物の構造を維持し、内外装の劣化した部分や使いにくくなった部分を新しくすることを前提にしています。そのため基礎が傷んでいたり、構造にかかわる大掛かりな工事が必要になったりすると、コストが膨れ上がることも。
それを無視して工事すると、せっかく工事しても長く住むことができません。
●基礎や構造にかかわる工事が必要な場合、高額になる
●構造上、工事内容に制約が出るケースもある |
これらの問題を防ぐには、住宅診断を受けて基礎や構造の状態を把握する必要があります。
■まとめ
基礎や構造上に問題がある場合はリフォーム工事をするより費用が節約でき、間取りの自由度が高い新築工事がおすすめです。新築工事の施工例はこちら
基礎や構造上問題がない場合は、費用や工期が節約できるリフォーム工事がおすすめです。リフォーム工事の施工例はこちら
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