【不動産投資向け】マンションリフォームのポイント
2019.03.24更新
不動産投資物件として中古のマンションを購入し、リフォームやリノベーションする。近年、こういった事例を耳にする方も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産投資向けのマンションリフォームのポイントをご紹介します。
1.リフォームで価値を上げる
中古物件をそのままで売り出すより、リフォームをしてから売り出した方が印象も良く希望価格で売り出せる、貸し出せると考える方は多いよう。現に、皆さんも折り込みチラシやネット上で「○○年全室リフォーム済み」という情報を目にする機会が多くあるのではないでしょうか。適切にリフォームをすることは、高い入居率を維持する他、物件価値が下がるのを防ぐことにも繋がります。リフォームされた物件は、新規入居者を呼び込む際に家賃を下げずにすみ、売却する際にも有利になる可能性が高まるのです。
ただ、所有者の好みを全面に取り入れて、過度にリフォームをするのはご法度。想定される入居者が求めるものをシミュレーションし、シンプルな必要最低限のリフォームに抑えておくのがおすすめです。
2.水まわりのリフォーム(トイレ・浴室・キッチンなど)
リフォーム希望が多い場所と言えば、水まわり。湿気の多い浴室、汚れが目立ちやすいトイレは15年~20年ほど経つと取り替え時期になります。バスやトイレの設備は、備品を換えるだけでもイメージががらりと変わるため、意識したいところです。
また、老朽化の激しいキッチン周りもリフォーム対象として考える方が多い場所。
設備は約10年~15年で寿命がくるため、タイミングを見てリフォームで価値を高める必要があります。
ファミリーに人気のキッチンは、オープンタイプ。キッチンはコミュニケーションが取りやすく、料理する人が孤立しない間取りが理想です。大掛かりなリフォームが難しい場合は、水栓やガス台を最新式にするだけでも雰囲気がぐんと良くなります。
キッチンリフォームは、安全性と清潔感がもっとも重要です。
3.床・クロスのリフォーム
基本的にクロスや床を新しくすると、新築に近い美しい見た目を維持できます。
ただし、壁や床の色や素材の趣味はひとそれぞれ。インテリアにも深くかかわるため、クロスはアイボリー、床はナチュラルなフローリングなど、シンプルで万人に受け入れられるものを選びましょう。
他のリフォーム物件と差をつけるなら、クロス素材を入居者が選択肢の中から選べるなど、セミオーダータイプにする方法もあります。
まとめ
費用をかけてリフォームすれば空室リスクを下げることはできますが、確実に入居してもらえるかはわかりせん。
個性が強すぎず清潔感のある、適正価格の物件なら少々古さが目立っても入居者は現れるはず。採算に合わない大規模リフォームは避け、住み手が手を加える余地を残しておくのもよいでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてください。