『庭づくり・エクステリア編』~バリアフリーについて考える②~
2019.03.25更新
庭付き一軒家を所有しているご家庭では、庭のお手入れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
連載2回目の今回は、住宅のバリアフリーを庭づくりから考えていきます。
高齢者の人口が増加している日本では、楽に安心して暮らせる住宅を整えるは大きな課題。お手入れしやすい庭づくりのヒントにお役立てください。
1.庭のお手入れが大変になったらリフォームを
春から夏にかけては雑草が伸びやすい時期。少しお手入れをしなかっただけで、庭が雑草だらけになってしまった…ということはありませんか?
また、秋から冬にかけても、落葉の掃除をしたり、伸び放題になった樹木の枝をお手入れしたりと1年中手間がかかるのが庭の辛いところ。
庭づくりが趣味の方は別として、できるだけお手入れの手間を少し減らしたいという方は多いのではないでしょうか。庭の維持が大変になったら、思いきってリフォームするのもひとつの方法です。
たとえば、全体に点在していた植栽をひとまとめにする、天然芝を人工芝にするなどお手入れを楽にするアイデアは数々あります。
2.植物の代わりにオブジェを
庭は、木や草花など植物を植える場所。
しかしそのイメージ通りの使い方をしないというのが、楽にお手入れできる庭づくりのコツかもしれません。
たとえば、玄関先にオブジェやガーデンオーナメントを置けば、植物がなくても雰囲気がぐんと良くなりおしゃれな庭に。オブジェには、ネコやイヌ、うさぎなど動物モチーフを取り入れるとナチュラルな雰囲気に仕上がります。
好みの世界観を思い描いて選ぶのが、うまくできるポイント。
あなたもぜひ、植物の代わりにお気に入りのオブジェやガーデンオーナメントを置いて、ガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
3.ウッドデッキやウッドフェンスを取り入れる
ウッドデッキは、芝生など植物に比べると楽にお手入れができるエクステリア。
木の重厚感もあり、上質で温かな雰囲気を演出してくれます。お茶をしたり、ガーデニングを楽しんだりと、ウッドデッキはどのご家庭でもアウトドアリビングとして活躍するはず。
リビングなどから庭に降りるステップを幅広くとり、緩やかな設計にするとより楽に庭に出ることができます。
隣家や外からの視線を和らげるのには、ウッドフェンスがおすすめ。
よりお手入れのしやすさを求めるなら、耐久性のある樹脂製を選ぶとよいでしょう。ウッドデッキともデザインの相性が良く、植物が少なくてもナチュラル感のある庭をつくることができます。
まとめ
庭のデザインを工夫することで、お手入れが楽で素敵な庭にリフォームすることができます。
人工的なオブジェやウッドデッキだけでは物足りない、という方は、ポイントで植栽を取り入れるのがおすすめ。小さなスペースなら楽しみながらお手入れができそうですね。ぜひ参考にしてみてください。