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高気密・高断熱の家で注意したいデメリット

2022.11.01更新

高気密・高断熱の家にリフォームすると、さまざまなメリットが享受されます。しかし、デメリットともいえる注意点もいくつかありますので、対策を施すことも忘れないようにしましょう。

 

建築コストがかかる

 

気密性や断熱性を高めるには、窓、設備、そして断熱材などの工夫が必要になります。

 

たとえば、窓の多い家は、一般的には気密性の低い家とされますが、窓の数を変えず気密性を高めるには、サッシを樹脂製やアルミ樹脂複合のものに変えるなど熱伝導の低い商品を採用する必要があります。この商品は、一般的なサッシよりも高いので、建築コストがアップする場合があります。

 

また、断熱材も一般的なグラスウールではなく、性能のよいセルロースファイバーやフェノールフォームなどを用いると、原料費が高くなり建築コストにも反映されます。

 

長い目で見れば、住み始めてからの光熱費を削減でき元は取れますが、予算オーバーにならないよう資金計画を立てることが大切です。

 

空気が滞留しやすい

 

室内の空気が外に漏れにくい家は、空気が滞留しやすい家ともいえます。特に、夏は、窓からの日射や輻射熱によって室温が上がると、熱が外に逃げにくいため、いつまでも気温が下がらないということもあります。西日の強い部屋には、窓の外にシェードやすだれで日差しを抑えるなどの工夫が必要です。

 

また、湿気も逃げにくいため、換気計画を誤るとジメジメとした環境になることも。カビやダニが発生しやすくなりますから、換気には注意が必要です。