芝生の「張り方」でエクステリアを演出
2022.10.08更新
天然芝の楽しみ方の一つに、「張り方を工夫することで、さまざまな表現が楽しめる」という点があります。張り方にも種類があり、「目地張り」「ベタ張り」「市松張り」「筋張り」などがメジャーなところです。
張り方一つでエクステリアの雰囲気を変えられますから、イメージに合ったものを選びましょう。
目地張り
天然芝の張り方で、もっとも多く見られるのが目地張りです。30cm四方くらいの切り芝を3~4cmくらいの間隔を空けて並べる方法で、この後に紹介するベタ張りと比べて芝生の量は8割程度に抑えられます。
間隔を空けても、夏になれば生い茂りますから全面が埋まって見えます。ただし、冬になると芝生が枯れて目地が目立ちます。
ベタ張り
庭の全面に、隙間を空けず張る方法です。切り芝の間隔を気にせずに張れますから、施工も容易。仕上がりがきれいに見えることも特徴です。目地張りと比べると芝生の量が2~3割多くなりますから、最初のコストが高いのがデメリットです。
市松張り
切り芝を市松模様に並べる張り方で、芝生の緑と土色とのコントラストが美しく表現できます。芝生の量が少なくベタ張りの半分で済むため、施工時間も抑えられます。
ただし、お手入れが意外と手間なのがネック。土の部分には雑草が生えたり、雨水で土が流れてしまったりすることもあります。美しい状態を保つには、それなりの手間が必要です。
筋張り
長方形の切り芝を、5~10cm隙間を空けて横1列に並べる張り方です。筋状に張ることで土の流出を抑えられるため、傾斜地に張る際に使われます。
市松張りと同じく、約5割の芝生で済みますが、全面に芝生が茂るまで時間がかかるのが難点です。