屋上テラスの注意点
2022.09.26更新
防水・排水以外にも、屋上テラスを設置する際にはいくつかの注意点があります。以下の点にも配慮しながら、計画を立てましょう。
転落防止用のフェンスを設置する
子どもやペットの遊び場として活用する場合、下へ転落しないようにフェンスを設けるなど安全対策を施す必要があります。
フェンスの高さが低いと転落事故のリスクが高くなりますし、逆に高いと日当たりや風通しが悪くなることもありますので、適度な高さと素材のものを選びましょう。
防音・断熱対策
子どもやペットが走り回ったり、強い雨が降っていたりするとき、直下の室内に音が響くことがあります。また、夏場は日光でテラスの床が熱くなり、その熱が直下の室内に伝わることもあります。
屋上テラスの床に人工芝など熱くなりにくい素材を施工する、直下の部屋の天井や壁に断熱材を設置するなど、防音や断熱の性能を高める工夫も大切なポイントです。
定期的にメンテナンスを
どれだけ耐久性に優れた素材を用いても、経年劣化は避けられません。工事内容によってメンテナンスの頻度は異なりますが、おおむね10年に1度はシートの張り替えなど防水リフォームが必要なことも覚えておきましょう。