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屋上テラスは防水工事がポイント

2022.09.24更新

屋上テラスを設置する際は防水工事が大きなカギとなります。とりわけ木造住宅の場合、防水工事に欠陥があると雨が浸入して、雨漏りの原因になったり、構造材を腐食させ建物の耐久性に影響を与えたりする可能性がありますから、しっかり施工することが重要です。

 

防水工事には、テラスの地面に貼り付ける素材によっていくつかの方法があります。メジャーなのは、塩化ビニルなどの樹脂系シートを用いた「シート防水」です。耐久性が高く10年以上使い続けられる素材もありますが、外部損傷に弱く丁寧に扱わなければ耐用年数が短くなります。

 

強度や耐水性に優れた工法として、「FRP工法」もあります。FRPとはプラスチックの一種で、戸建住宅のベランダなどにも使用される素材です。メンテナンスが容易なのがメリットですが、施工時に臭いが生じることから密集した住宅街では注意が必要です。

 

最近、注目されているのが「金属防水」という工法です。屋上に鋼板を被せる工法で、大きな地震や耐候性にも優れメンテナンスが容易な点がメリット。ただし、鋼板のつなぎ目から浸水することもあるため、勾配が急になる場合もあります。

 

このほかにも、アスファルト(セメント)防水、合成ゴムシート防水などもありますが、利用方法や建物の状態などにあわせて選びましょう。