エクステリアを魅力的に見せるコツ
2022.09.12更新
3つの照明で玄関アプローチを幻想的に演出
玄関アプローチのライティングにこだわりたい方には、高さや奥行の違う照明を3ヵ所に設置して動線を幻想的に魅せる方法がおすすめです。
例えば、門の袖壁に「門灯」、玄関アプローチには足元を照らす「ポールライト」、そして玄関付近のシンボルツリーを「スポットライト」で照らし、アプローチ全体をやわらかな光で包み込む-幻想的な光景でありながら、安全性や防犯性にも効果的なライティング計画です。
樹木や植栽を使ったライティング効果
植栽やシンボルツリーをライトアップする方法には、いくつかの見せ方があります。
例えば、植栽の影を壁面に映し出す「シャドーライティング」。樹木の根本付近に照明を設置し、その樹木のシャドー(影)が神秘的な印象を演出するテクニックです。樹種や枝振りによって照明の設置場所を変えることで、さまざまなシャドーを楽しめます。
シンボルツリーには、複数の照明を設置して樹木を明るく照らす方法もおすすめ。ケヤキやモミジなどの落葉樹なら、枝の広がりに合わせて2~3台の照明を設置すると、枝葉の広がりが幻想的な光景をつくりだしエクステリアを映えさせます。
低木のツツジなどには、照明を植栽に隠して、植栽がぼんやり輝いて見える「あかりだまり」を作ると、落ち着いた風情を感じさせます。
ウッドデッキの段床の下にダウンライトを設置
ウッドデッキに照明を設置して、幻想的な空間に見せる方法もあります。
一例として、数段の小上がりタイプになっているウッドデッキの場合、段床の下にLEDのダウンライトを設置することで、段床が光で浮かび上がるように見せられます。暗い中でウッドデッキを駆け上る際も、照明が段差をわかりやすく見せるので安全性の効果もあります。
ちょっとしたライティングの工夫で、夜間でもエクステリアの活用の幅が広がりそうです。