エクステリア照明の設置場所と種類
2022.09.10更新
エクステリア用の照明器具には、さまざまなメーカーから多くの商品が販売されています。ここで、どんな照明があるかを場所別にまとめてみました。
門まわりのライト
門塀や門柱などに設置する照明を、「門灯」または「門柱灯」とよびます。暗い夜でも住まいの存在を知らせてくれる大切な照明でもあり、その家に住む人をイメージさせるツールでもあります。多様なデザインの門灯が出ていますから、エクステリアの雰囲気に合わせて選びましょう。
また、門まわり全体を照らす照明もあれば、表札やポスト、インターホンを照らす「表札灯」もあります。エクステリアのデザインから、どこにいくつ設置するかも検討しましょう。
玄関アプローチのライト
門から玄関まで離れていたり、段差などの障害物があったりする家には、安全に誘導するための照明が必要でしょう。
たとえば「フットライト」。細い階段や入り組んだ通路などの側面に埋め込み、動線を確認させる役割があります。
また、ポールの先に照明が付いた「ポールライト」も、生け垣や花壇などのある玄関アプローチおすすめです。ただし、シンプルなエクステリア空間だと日中はポールライトが目立ち雰囲気を崩すこともありますので、こうした空間では低いタイプのポールライトを選ぶと良いでしょう。
アプローチが狭い家には、地中に埋め込むタイプの「グランドライト」を設置するのも一手。自然石やウッドデッキの床面にも映えますし、壁の近くに設置すれば間接照明で幻想的な雰囲気を生み出せます。
庭のライト
植栽やシンボルツリーを照らすときに用いる照明を、「スポットライト」または「アッパーライト」といいます。
光量のあるライトで、3m以上の高木でも明るく見せる照明もありますし、下から光を当て木のシルエットを壁に映し出すことで芸術的な作品をつくる、といった演出もできます。ライティングのテクニックについては、この後で詳しく紹介します。