多様化する表札の材質
2022.08.23更新
表札に使われる素材として、以前は木製や石製が主流でしたが、最近は金属製、ガラス、アクリル、陶器など多様な商品が登場しています。素材の特徴を知ることも、表札選びのポイントの一つです。
木製
ヒノキ、ケヤキ、白木などの木材を成型した木製の表札は、独特の味わいを楽しめることで人気があります。和風の家はもちろん、洋風の家でもデザインによっては馴染むこともポイントでしょう。
ほかの素材と比べて耐久性に劣るため、雨や紫外線の影響を受けにくいところなど、飾る場所が限られることが注意点。こまめに手入れしながら長く使い続けることで、年季の入った味わい深い表札になるのも楽しみでしょう。
石製
石の表面に文字を掘ってペイントして仕上げる、最もポピュラーな素材です。御影石や大理石などがよく使われます。素材の色も豊富ですし、模様をそのまま活かした表札も作れます。
石材の特徴は、耐久性が高く、お手入れも簡単なこと。水洗いもできますし、ブラシでこすっても傷つきにくいです。なお、設置の際は落下防止措置が必要になります。
金属(ステンレス)
金属製の表札は、スタイリッシュなデザインや洗練されたモダンな雰囲気の家にマッチする素材です。素材自体の色を生かしても良いですし、ペイントをしてオリジナリティのある表札にしても映えます。
ステンレスが多いものの、最近はロートアイアンの切り文字表札も人気があります。ただし、ステンレス以外の金属はサビに注意。サビが雨水で流れ、壁や床材に跡が残ることもあるので、日々の手入れが大切です。
ガラス製
透明感があり、おしゃれに演出しやすいガラスの表札。壁の色を活かしたデザインも可能です。
ガラスは色褪せしにくい素材ですから、変色や経年劣化に優れています。その一方で、衝撃に弱く、強い力がかかると割れて飛び散る可能性もあるので、取り扱いには注意したいところです。
文字にホコリがたまるなど汚れが目立つこともありますから、こまめな掃除を心がけましょう。
アクリル
アクリルは、ガラスより強度があるため衝撃に強く、比較的に安価に作れることから人気のある素材です。ガラスよりも高い透明度を持ちながら、軽量で設置しやすいことも特徴でしょう。
耐候性にも優れていますが、経年劣化により変色することがあります。