おしゃれなデザインの雨水タンクが人気
2022.08.22更新
「雨水タンク」と聞くと、ドラム缶や大きなポリタンクというイメージをされる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、インターネットで調べてみると、おしゃれなデザインの雨水タンクもたくさん販売されています。
なかには、グッドデザイン賞を受賞した商品や、スリムで場所をとらない海外ブランド、ワイン樽のような渋いデザインが施された商品など、エクステリアを彩るアイテムとなる雨水タンクも登場しており、人気があるようです。
サイズは、80リットルくらいの小さいものから300リットルの大型サイズまであり、設置場所や用途にあわせて選べます。価格は数千円のものから5万円以上のものまで幅広いラインナップがあるようです。
設置場所はどこがよい?
雨水タンクは、屋根に降った雨水が雨どいを伝って、タンクに貯蔵される仕組みが一般的です。このため、設置場所は「雨どいがある」ところが条件の一つになります。雨どいが外にむき出しになっていない住宅では、後付けタイプの雨水タンクを設置できません。
設置する際には、タンクのすぐ上の高さで雨どいをパイプノコなどで切断し、雨水タンクにセッティングすることになります。
玄関先やカーポートの近く、庭など、よく雨水を活用する場所の近くに設置すると便利でしょう。カーポートにも雨どいがあれば、設置可能です。
なお、雨水タンクは満水時には100~300kgの重さになります。ベランダに設置すると重さに耐えられず底抜けや崩壊する可能性もあるため、必ず耐荷重量を確認しましょう。
ボウフラなどの虫は繁殖しない?
夏場になると蚊が卵を産みつけて「ボウフラが繁殖するのでは?」と心配な方もいらっしゃるかもしれません。
雨水タンクは基本的に密閉された容器になっており、蚊などの虫が入りにくい構造です。このため、ボウフラが繁殖する心配はほとんどありません。仮に、雨どいに虫がいて雨水で流されたとしても、タンクの入口には濾過するしくみになっているため、侵入できないしくみになっています。