雨水タンクの活用法
2022.08.20更新
雨水タンクは、家庭菜園や洗車、エクステリアの掃除などに用いる水としても活用できます。しかも、雨水はタダですから、水道代の節約にも貢献します。
生活における具体的な活用シーンをお伝えしましょう。
家庭菜園の水やり
家庭菜園やガーデニング、植栽などへの水やりに、雨水タンクを活用できます。庭に水栓のない家なら、ホースを引っ張ってきて水やりをするといった苦労から解放されるでしょう。汚れた衣服や園芸用品などを洗う際にも、活用できそうです。
また、雨水には塩素が混じっていないため、草花や野菜を育てる水にも適しているといえます。
洗車・エクステリアの掃除
雨水タンクは、建造物の屋根から流れ落ちる水を集める仕組みになっています。カーポートに設置することも可能ですから、洗車用の水として使うことも可能です。
一般的に、家庭で洗車をする際に使用する水の量は、約250リットル必要だといわれます。雨水タンクには300リットルを貯蔵できるタイプもありますから、十分にまかなえるでしょう。
また、玄関先に設置すればアプローチや門まわりなどの掃除にも重宝します。
トイレや洗濯などの生活用水
災害時でなくとも、トイレや洗濯に使う水にも雨水は使えます。
トイレは、1回の利用で約5~10リットルの水を使います。家庭で1日に使用する水のうち、約4分の1がトイレで使われるといわれますから、これを雨水で代用できれば大きな節水につながるでしょう。
また、洗濯水に雨水タンクを使用する方もいらっしゃいます。雨水タンクはゴミや砂なども濾過するしくみになっていますし、そもそも雨水は蒸留水ですからお風呂の残り湯よりも不純物が少ない水です。そのため、洗濯水に使用しても問題ありません。