犬にやさしい庭づくりのポイント
2022.08.11更新
必要な設備を把握したら、次にエクステリアのレイアウトやデザインを考えていきましょう。遊び場をどのようにデザインするかは犬種や性格などにもよりますが、ここでは床材の選び方や設けたい場所など、庭づくりに関するポイントをいくつか紹介します。
床材は足に負担の少ない素材を選ぶ
ワンちゃんの遊び場に適した床材は、足に負担の少ない素材を選ぶことです。地面が砂利だと尖った石でケガをすることがありますし、土だと足が汚れて洗うのが大変です。
床材で人気があるのが、芝生や人工芝。クッション性があるので歩いても足に負担がかかりにくく、犬種やサイズを問わずどの犬にも適した床材です。夏は高温になりにくく、冬は冷たさを感じにくいのも、芝生や人工芝のメリット。すべったり転んだりしてケガをする心配もありません。
人工芝の場合、天然芝のように柔らかい素材のものもあれば、固い素材のものもあります。選ぶときには実際に触れてみて、できるだけ柔らかい材質のものを選ぶと安心です。
タイルテラスは滑りにくい素材を選ぶ
タイルテラスも、ペットを飼っている方に人気のある床材です。汚れる心配がないことに加え、散歩帰りに洗うときも水切れが良いので清潔に保ちやすいという点が、その理由です。
床材をタイルテラスにするときは、すべりにくい素材を選ぶこと。特に、水で濡れた状態だとすべりやすく、思わぬケガをすることもあります。滑り止めのついたタイルもありますので、負担のかかりにくい素材を選びましょう。
休憩できるスペースも確保しよう
遊び疲れたときに、ゆっくり休めるような休憩スペースも検討したいポイントです。
たとえば、夏の暑い日には、日陰ができるように樹木を植えたり、テラス屋根やオーニングといった日除けの場所を設けたりすると、外でゆっくり涼めます。逆に冬の寒い日には、日向ぼっこができるスペースがあると良いでしょう。ウッドデッキは、のんびり日向ぼっこするのに最適な空間です。高さがある場合は、落下防止柵を設置するなど安全対策もお忘れなく。
フェンスで囲ってミニドッグラン
ある程度の広さがある庭なら、ドッグランを設けることも可能です。ドッグランを設置するときは、安全対策をしっかり施すことが大切です。公共施設などにあるドッグランだと二重扉になって外に飛び出しにくい措置がされていますが、一般家庭ではスペース的にも難しいところ。犬がこじ開けて外に出ないよう、頑丈な扉や鍵のついたフェンスを選びましょう。
また、床材にはドッグラン用のウッドチップがあります。砂利やコンクリートよりも足腰に負担をかけず、汚れにくいこともメリットです。