屋根裏改築の注意点とは
2022.08.05更新
これまで説明した通り、屋根裏は外と同じような環境のため、断熱工事や換気対策により室内環境を改善する必要があります。年に数回程度しか使わない方なら必要ありませんが、頻繁に活用さる方は室温や湿度を適切に調整できる環境づくりにも注力しましょう。
また、収納するものによっても工事内容が異なります。とりわけ、衣類を収納するウォークインクローゼットを設置する場合は、湿気対策などのオプション工事が必要になり、リフォーム費用が割高になりますので注意しましょう。
屋根裏も固定資産税の対象になることも
屋根裏を収納スペースにリフォームすると、家全体の床面積が増えます。それに伴い、固定資産税が増えることもあります。ロフトも同じですが、屋根裏の場合も「天井高が1.4m以下」「屋根裏の床面積がその階の床面積の半分以下」という2つの条件を満たせば、床面積としてカウントされません。
ここで注意しなければいけないのが、階段です。自治体によっては、固定階段を設置した空間は屋根裏と認められず、固定資産税の対象になることがあります。また、電気配線、窓の大きさ、換気扇の設置なども細かく規定している自治体もあり、これらの条件によっては固定資産税がアップする可能性がありますから、確認されることをおすすめします。