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屋根裏を収納スペースに改築するには

2022.08.04更新

一般的な家では、屋根裏は天井板で仕切られているため居住スペースからは見えませんし、入ることも難しいでしょう。屋根裏をリフォームするには、天井板の一部を開けて、はしごや階段を設置するなど、出入り口をつくることから始めます。

 

それから、温度変化や湿気などの問題を解消するため断熱工事や換気設備の設置といった工事も必要です。具体的にどのような作業で工事が進むのか、その流れを紹介します。

 

基本的な工事内容

 

天井の開口や、はしごの設置、屋根裏の内装工事などが、基本的な工事内容です。はしごは、天井のフックを引っ張ると下りてくるユニットだと、普段の生活で邪魔になりません。荷物の上げ下げが楽になるよう、電動ウインチを設置される方もいらっしゃいます。

 

出入り口を設けたら、屋根裏スペースの内装工事です。壁にはクロス、床にフローリングやカーペットを張るなどして、仕上げていきます。壁のクロスは、調湿効果のある材質を採用するとカビの発生を抑えられます。また、床の強度が不足していると底抜けすることもありますから、耐荷重を向上させるためフローリングやボードで補強することもあります。

 

断熱工事

 

内装工事の前に、ぜひ行いたいのが断熱工事です。夏場の屋根の表面温度は70℃以上になるといわれます。その熱は屋根裏にも伝わりますから、断熱工事をしない屋根裏はサウナのような状態になります。もちろん冬は室内よりも寒いですし、結露によってカビが生えやすい環境でもあります。屋根の断熱工事は、非常に重要なのです。

 

断熱工事には、屋根裏側に断熱材を張りつける「天井断熱」と、屋根の表面に断熱塗装を行う「屋根断熱」があります。屋根の状態や屋根裏の広さ、収納するものなどによって工事内容が異なりますから、施工会社と相談して決めましょう。

 

換気設備の設置

 

断熱とともに重要なのが、換気です。当然ですが、屋根裏にはエアコンなどの空調設備がありません。断熱材によって温度は調整できても、湿度が高い状態は残ります。特に衣類を収納する場合は、換気対策が重要なポイントになります。

 

換気扇を設置するか窓を増設するなど、湿気を逃がす方法を検討しましょう。窓の増設リフォームだと費用は割高ですが、採光ができるので照明が不要になるというメリットもあります。

 

その他あると便利な設備

 

屋根裏への上り下りを安全にするため、開口部に手すりを付けると安心でしょう。荷物を上げ下げする際も、はしごを上った先に手すりがあると安心感がアップします。

 

また、必要に応じて照明器具の設置も検討しましょう。手持ちの照明器具や扇風機などの電化製品を屋根裏で使う場合には、コンセントがあると便利です。設置する際は、位置と数も決めておきます。