カーポート~駐車のしやすさや近隣も考慮して設置を~
2022.08.01更新
カーポートを設置する際には、意外と忘れがちな注意点がいくつかあります。設置後に後悔しないよう、以下の点は確認しておきましょう。
柱が邪魔で駐車しにくくなった
カーポートには必ず柱が設置されます。障害物のないスペースに駐車していた方だと、柱があることで軌道が狭まり、駐車しにくいと感じることもあるようです。特に両方支持のカーポートでは左右に柱がありますから、運転技術に自信がない方には難しいと感じるかもしれません。
この場合、後方支持または片方支持のカーポートを選ぶと良いでしょう。
雨水が流れ込んで近隣トラブルに…
隣家と接するところにカーポートを設置する場合、近隣トラブルになるケースもあるので、設計には注意が必要です。よくあるのが、「カーポートの屋根上にたまった雨水が、隣家の敷地に流れ込む」「カーポートを設置したことで、隣家の日当たりが悪くなった」といったケース。こうしたトラブルが起きないよう、近隣に配慮しながら設置場所や設計を検討することも重要です。
奥行の高さが足りない
駐車スペースのようにコンクリートの敷地では、通常、雨水が流れやすいよう「水勾配」という傾斜を付けています。接道部より家側の方がやや高くなっており、例えば奥行き5mの駐車スペースだと10~15cmくらいの高さの差が生じます。この差を考慮せずにカーポートを設けると、奥に行くほどカーポートの高さが低くなるということになります。
後方支持のカーポートなら問題はありませんが、片方支持や両方支持のカーポートでは意外と見落としがちですから、注意しましょう。