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省エネリフォームを実施するメリット

2022.07.14更新

省エネリフォームによって得られるメリットは、電気代などの光熱費が抑えられるのはもちろん、今の家より快適な住空間の実現や、健康的な暮らしを手に入れやすいといったことも挙げられます。

 

また、省エネリフォームは国や自治体などから補助金が得られるという点も、魅力の一つでしょう。

 

快適な住空間の創造

 

築年数の古い家では、「エアコンをつけても暑い(または寒い)」「外からの隙間風を感じる」といったことがあります。これは、現代の住宅基準より断熱性や気密性が低いことが原因です。

 

省エネリフォームでは、断熱性や気密性を高める工事を実施することで、外気温の影響を受けにくい住環境を目指します。これにより、一年を通して快適な空間を実現できるとともに、エアコンなどの空調を効率的に使えるようになり省エネにつながります。

 

健康を維持しやすい

 

省エネリフォームでは、気密性を高める一方で高性能な換気システムを採用することにより、室内の空気をきれいに保つことも目的としています。リフォームすることでアレルギーなども出にくくなり、健康的な暮らしを実現しやすくなります。

 

また、家全体の断熱性が高まることで部屋ごとの温度差が低減することも、省エネリフォームの特徴。温度差によって生じるヒートショックなどの防止にもつながります。

 

住まいの健康も守りやすい

 

断熱性や気密性の低い家は、結露やカビが生じやすいことも課題の一つです。これが影響を与えるのは、人の体だけでなく、家にも同じことがいえます。特に結露は、壁の内部や床下などに染み込んで腐食させ、建物の強度に影響することがあるのです。

 

断熱性や気密性を高める省エネリフォームを行えば結露やカビの発生を抑えられるとともに、建物の腐食や劣化を防ぎ、その結果、家を長持ちさせることにもつながります。

 

国や自治体から補助金が受けられる

 

一定の条件を満たす省エネリフォームを行えば、国や地方自治体などから補助金や減税制度が受けられます。ここで、2020年度の補助金制度の一例を紹介しましょう。

 

・高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業

 

高性能な断熱材や断熱改修を実施すると、最大120万円(戸建住宅一戸あたり)の国の補助金が交付されます。

 

・長期優良住宅化リフォーム推進事業

 

省エネ性や耐震性を強化し、維持管理しやすい住まいにリフォームする場合、100~300万円(戸建住宅一戸あたり)の国の補助金が交付されます。

 

・地域型住宅グリーン化事業

 

木造住宅で、省エネ性能などに優れた住宅に改修すると、50~140万円(戸建住宅一戸あたり)の補助金が交付されます。

 

このほか、自治体でも補助金制度を用意しているところもあります。なお、補助金は併用できない場合もありますので、興味のある方はホームページなどで調べてみましょう。