家事のしやすさを意識した住まいづくり
2022.06.20更新
暮らしやすい住まいづくりの大切なポイントが、「シンプルな動線」。
特に、主婦の方にとっては家事動線がシンプルであれば、家事が効率的に進み時間にも余裕ができます。
例えば洗濯物を洗ってから干すまで、買い物から帰り食材をしまったり調理したりするまでがシンプルな動線で繋がれていれば、日々の家事がノンストレスで進みそうですね。
また、主婦が最も長く過ごす場所がキッチン。キッチンの使いやすさも外せないポイントです。特に意識したいポイントは以下の5つ。
・使いやすいキッチンは「3歩以内」に必要なモノが集約している
理想は「シンクからガス台、冷蔵庫まで1~3歩で移動できる動線」です。
水まわりから冷蔵庫まで横並びになったI型キッチンなどがおすすめです。
・調理スペースを広めにとれば家事が進む
まな板やカットしたものを置く場所など、モノがどんどん横に広がる調理スペース。
効率良く進めることを重視するなら「調理スペースの確保」はとても重要です。
・オープンキッチンで家族との距離を近くに
キッチンとダイニングを壁などで仕切らないオープンキッチンは、若い世代から大人世代まで人気のスタイル。
つくりたての料理をスムーズに出せたり会話を楽しんだりと、調理する人と家族の距離がぐっと近づきます。
・十分なキッチン収納を備える
前述のように、食材ストックや調理器具をたっぷり収納できるパントリーを設置するのもおすすめ。
生活感が出るアイテムをたっぷり収納できるスペースがあればすっきりとした使いやすいキッチンに。
また、踏み台を使わなければならない吊戸棚はなくし、楽に手が届く場所に引き出し式の収納をつくれば危険も減り安心して使えるキッチンになるのではないでしょうか。
しゃがんだり立ったりの動きが最小限で済む、「楽なキッチン」づくりを目指しましょう。
・勝手口があればゴミ出しスムーズに
キッチンに勝手口があれば、ベランダなどへのゴミ出しがスムーズになりそう。
キッチン内にゴミが溜まりにくいため、清潔に使えますね。
ゴミ出しをこまめにできれば、気になる汚れや臭いも軽減できそうです。
ただ、キッチンと勝手口の間に段差があると危険です。式台を用意する、手すりを設置するなど安全対策は万全に。
理想のキッチンは人それぞれですが、使いやすさや家事動線を意識すればこの5点はぜひ取り入れたいポイント。
特に調理スペースを確保することと、安全で楽に出し入れできる収納スペースを備えていることは外せません。
ぜひ、デザインやインテリアの好みと同じくらい、家事のしやすさにも重点を置いて住まいづくりを考えてみてください。