和室から洋室にリフォームをするときの注意点
2022.04.26更新
和室を洋室に変更する場合、注意すべきは他の部屋とのバランス。特に、もともと2部屋つづいた和室の片方を洋室にすると、ふすまや壁まで洋風にしないと見た目のバランスが崩れてしまいます。
多少見た目が悪くても、生活する分には問題はないと思うでしょう。しかし、見た目に違和感のある部屋で過ごすのは、想像している以上のストレスになるもの。部屋は長い時間を過ごす場所なので、少しでも違和感なく過ごせるように細かい部分までこだわることをおすすめします。
・和室の開き戸問題
和室は引き戸で、洋室は開き戸です。引き戸と開き戸は構造が違うので、場合によっては思ったより大きな改修工事が必要になる場合もあります。たとえば、ふすま2枚の引き戸を扉1枚の開き戸に変更するなら、新しく壁を作らなければなりません。使い勝手を考えるなら、洋風の引き戸を選ぶのもおすすめです。
また、部屋と廊下で床の高さが違う場合も工事が必要。和室なら問題なかった部分も、洋室だと問題になる可能性があるので、施工を行うまえに必ず業者に相談して仕上がりをイメージできるようにしておきましょう。
・フローリングの防音性
和室は風通しの良さを重視した構造なので防音性が低いのですが、畳は意外と防音性が高いものです。特に、問題になるのが床の防音。畳よりフローリングのほうが階下に音が響きやすいため、床材を選ぶときは軽量衝撃音(LL)よりも重量衝撃音(HL)の性能が高いものを重視しましょう。
畳で長く生活していると、フローリングだと音が響く歩き方が癖になっていることもあります。騒音問題は隣人トラブルにも発展しかねないので、一度、ご自身の歩き方をチェックしてみると良いですね。