リフォームとリノベーションの違い
2022.04.01更新
リフォームとリノベーションの違い
言葉にすると、リフォームとリノベーションの違いは、「新築時の目論みに近づく様に復元する(修繕)」と「新築時の目論見とは違う次元に改修する(改修)」。つまり、リフォームは必要な箇所を修繕するだけの工事なので、短期間で終わり、建て替えやリノベーションほど高額な費用はかかりません。しかし、必要個所のみなので、耐震性や換気機能などもともとの住宅の機能がそのままであることを覚えておく必要があります。
一方、リノベーションは、自分が望む内装にすることができます。住民のこだわりが強い場合は建築士と十分に打ち合わせするため、リフォームよりも住み始めるまでに時間がかかります。また、住宅全体にかかわる大がかりな工事になるため、工事期間中、仮住まいに引っ越ししなければいけません。費用面では、リフォームに比べると高額になりますが、新築物件よりはコストをおさえられます。もしも結婚で家族が増えたりして全面的に改装したい場合は、リフォームではなくリノベーションを検討してもいいかもしれません。
定義や違いはあるけれど、実際に明確に使い分けられているかと言われれば、そうではありません。結局は、業者によって多少のニュアンスの違いがあるのです。そのため、工事を注文するときには、双方の意見に差が生まれないようにすることが重要になってきます。快適な生活を送るためにも、しっかり工事内容を確認しましょう。
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