「リフォーム」と「リノベーション」
2022.03.16更新
住まい選びをしているときに、リフォームやリノベーションという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。中古物件でも、リフォームやリノベーションをすれば、新築物件と同じくらい快適に過ごすことができます。リフォームは以前からよく耳にする言葉ですが、リノベーションについて説明できる人は少ないかもしれません。実はこの2つについては、国土交通省のガイドラインにおいてしっかり定義されているのです。似たような言葉で混同されやすいのですが、どのような違いがあるのか紹介します。
リフォームとは
一般的にリフォームとは、壊れているところを修理したり、汚れているところをきれいにして、建物を新築の状態に戻すこと。例えば、キッチンのガス台をIHクッキングヒーターに切り替えたり、ユニットバスにしたり、壁紙を張り替えたり、外装を塗り替えたりすることです。それを国土交通省のガイドラインでは、「新築時の目論みに近づく様に復元する(修繕)」と定義づけしています。また賃貸物件の場合は、前回の居住者が住む前の状態に戻す「現状回復」という意味として使われることもあります。
リノベーションとは
リノベーションとは、大がかりな工事を行い、新築よりも機能を向上させたり、使いやすくしたりすることです。例えば、住民の生活スタイルに合わせて間取りや内外装を変えたり、耐久性や耐震性を高める補修工事を行ったり。国土交通省のガイドラインでは、「新築時の目論見とは違う次元に改修する(改修)」と定義づけしています。