断熱リフォーム
2021.10.28更新
・断熱リフォームをしよう
では、どのような断熱リフォームを行えばヒートショックの予防に有効なのか、具体的な例をご紹介しましょう。
木造の断熱工事には、大きく分けて「外張り断熱」と「充填断熱」の2種類があります。
外断熱とは、外壁内に断熱材を追加し建物そのものを丸ごと断熱してしまう方法です。外部からの湿気の侵入を許さないため、断熱性が高まるだけでなく結露の発生も予防できます。
もうひとつの方法である充填断熱とは、天井・床・壁など内装の中に断熱材を追加する方法です。「外断熱と比較すると気密性で劣る」「柱などの取合い部分の施工が悪いと結露が発生してしまう」といったデメリットもありますが、外断熱よりも手軽にできるので、どちらの方法が良いかは一概にはいえません。
・断熱リフォームの費用
一般的な2階建て・50坪程度の家の場合、外断熱を行うには250万円以上の費用がかかります。一方、内断熱の場合はそれより2~3割ほど安くなり、費用の相場は200万円前後です。
現実的には、「外断熱と内断熱、どちらの方法が自分の住まいに適しているか」という点はもちろん、負担可能なリフォーム費用も考慮した上でどちらの方法を選ぶか決める必要があるでしょう。