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日本の住宅の寿命は?ー滅失住宅の平均築年数の国際比較ー

2021.05.17更新

『日本の住宅の寿命 = 住宅の資産価値』

御施主様が2,000~3,000万円かけて建てた住宅の資産価値はどのくらい長持ちするのかということが、『住宅の寿命』を意味します。1つ前の項目にも記載してありますが、日本は世界的に見て住宅後進国です。下のグラフにも現れていますが、残念ながら日本の住宅は32.1年で資産価値がゼロになってしまいます。しかし、アメリカでは66.6年、イギリスでは80.6年と日本と比べて約2~3倍の期間、資産価値を維持することができます。

近年、「長期優良住宅」という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは日本の住宅政策の1つになります。要は「長持ちする、いいお家をつくりましょう。」と国が提言しているのです。
現在、長期優良住宅を建築したり購入したりすると、金利が少し安くなったり、補助金が少しもらえたりします。国をあげて、日本の住宅の流れを「長持ちするいいお家をつくる」という方向に転換していっているのだということを覚えておいてください。

日本の住宅の寿命

<参考資料>
日本:総務省「平成20年、平成25年住宅・統計調査」(データ:2008年、2013年)
アメリカ:U.S.Census Bureau「American Housing Survey 2003, 2009」(データ:2003年、2009年) http://www.census.gov/
イギリス:Communities and Local Government「2001/02, 2007/08 Survey of English Housing」(データ:2001年、2007年) http://www.communities.gov.uk/ より国土交通省推計